教育の最終目的は子どもたちが自立した大人になって社会へと旅立つことだと思います。
子どもの自立のために幼少時どんな教育を与えるべきか。これは先生、保護者問わず永遠のテーマです。われわれはこの難しいテーマに1953年の創業から取り組み続けています。全国のそろばん教室とともに、そろばん教育を通じて子どもたちの未来を明るく照らしたいとの想いで事業を展開してきました。
そろばん学習はとてもシンプルで誰でも取り組みやすいものです。だからこそ奥深い世界が待っています。子どもたちは十進法や数の概念を早期に理解し、かけ算の九九、端数処理、四捨五入など覚えた知識を総動員して問題に取り組みます。
まず、そろばんを学習する過程で子どもたちは圧倒的な計算能力を手に入れます。他の学習では得られないもので、のちに算数・数学にも生かされ、その情報処理能力は文章や物事を理解するすべての学習の土台となります。また、限られた時間内に集中してやり遂げる力、目標に対してコツコツと努力する力など、大人になっても役立つ力をどんどん自分のモノにしていきます。
そろばんは長いあいだ単なる計算道具として見られていましたが、現代においては最強の子育てツールだという認識が海外においても広がりつつあります。子どもたちの成長のために欠かすことのできない力を、ぜひ早い段階から身に着けていただきたい。そろばん学習には達成感を積み重ねる仕組みがあります。小さい頃から達成感を味わうことができた子どもは将来自分に自信が持てるようになります。
我々はこれからもそろばんが日本の素晴らしい文化として世界に認められるよう努力し、全国の先生方とともにそろばん学習で子どもの未来を育みます。
株式会社朝日プリント社
代表取締役社長 山田 繁
1980 兵庫県生まれ
1998 兵庫県立龍野高等学校卒業
2003 慶應義塾大学理工学部管理工学科卒業
2004 朝日プリント社に入社 現在に至る
2013 同社代表取締役に就任
2018 一社)日本フラッシュ暗算検定協会 代表理事に就任
・そろばん学習のための教材販売、問題集販売
・そろばん塾の紹介
・塾開業サポート
・塾運営コンサルティング
・商品企画・開発
昭和28年以前 | 珠算塾を経営。塾と印刷会社を両立すると周りの塾に悪影響を与えることを危惧した初代は印刷業に専念 |
---|---|
昭和28年1月 | 兵庫県揖保郡太子町において、朝日プリント社の名称で珠算教材の印刷・販売を開始 |
昭和30年11月 | 法人に改組。株式会社朝日プリント社とし、初代社長に山田茂が就任 |
昭和37年3月 | 本社を現在地(姫路網干区和久529番地)に移転 |
昭和41年4月 | 全国配送の効率化のために宮城県仙台市に支社を開設 |
昭和52年9月 | 宮城支社を現在地(仙台市宮城野区苦竹2丁目3-5)に移転 |
昭和55年2月 | 山田俊文が代表取締役に就任 |
平成元年 | 教材販売のみにとどまらず、そろばん塾のトータルサポート業務をスタート |
平成3年 | 取引先が全国47都道府県、1万件を突破し珠算教材のトップシェアを占めるように |
平成7年 | DTP(Desktop Publishing)を本格導入し、印刷業務のデジタル化に向けた取り組みをスタートする |
平成17年1月 | 有線放送でそろばんチャンネルの配信をスタート |
平成23年3月 | 東日本大震災で宮城支社が全壊 |
平成25年8月 | 山田繁が代表取締役社長に就任 |
平成27年12月 | 東日本大震災で全壊した宮城支社の再建 |
平成30年8月 | 日本フラッシュ暗算検定協会を一般社団法人化 のべ検定受験者が30万人を突破 |
令和4年4月 | そろばん職人の減少・後継者不足、原材料の枯渇から、新そろばん作成プロジェクトを立ち上げる |